保護者の方による読み聞かせ

1学期最後の保護者の方による読み聞かせがありました。
プレップ・G1・2は「おばけのてんぷら」と「ともだちや」を読んでいただきました。「おばけのてんぷら」は子供たちに大人気の絵本です。うさこがご機嫌でてんぷらを揚げていると、おいしそうなにおいに誘われた山のおばけがそーっと近づいてきます。最後はほっこりする楽しい絵本です。「ともだちや」も子供たちに人気のシリーズの第1作目です。「えー、ともだちやです。ともだちはいりませんか。」と言って回っているキツネに声をかけるオオカミ。どうなることかと冷や冷やしながらお話はすすみ・・・オオカミから「それがほんとうのともだちだ。」と言われたキツネの気持ちを考えるとじ~んと来て、シリーズで読みたくなる一冊です。読み聞かせをしていただいている間中、子供たちはクスクス笑ったりどんどん前に寄って行ったりと本の世界に夢中になっていました。

G3・4は「赤い鳥 三年生」の中から鈴木三重吉の「とらとこじき」を読んでいただきました。「赤い鳥」自体は約100年以上前に創刊された日本児童文学の普遍的で原点のような本です。鈴木三重吉作の「とらとこじき」は説話をもとにしたお話ですが、正直で人の良いこじきと乱暴で悪いことばかりしている虎との関わりから、植物や動物に人間が知らず知らずの内にどんなことをしているのかということなどを、聞いている子供たちが気付かされ、命の大切さなどさまざまなことを教えてくれる物語です。ひょうの機転で救われたこじきでしたが、お話を読んでいただいた後、子供たちの心に生きる上での教訓が伝わったようでした。

G5・6は「頭のうちどころが悪かった熊の話」の中から「池の中の王様」というお話を読んでいただきました。「ハテ」というおたまじゃくしと、ハテをミズカマキリから救ってくれたヤゴとの間に生まれる友情のお話です。初めはヤゴにも食われるのかと思って観念したハテですが、「たとえどんなに離れたって、おれはおまえをみつけられるさ。友だちってそういんもんだぜ。」「たとえどんなに姿を変えても、ぼくはきみを見つけられるさ。友だちってそういうもんさ。」というやり取りの中で友情が芽生えてきます。お互いカエルとトンボに姿を変えても、「見えてるものが違ったって、ぼくは君が大好きさ。ぼくの中の王様がそういってんだ。」と二人の友情は固く結ばれたままです。物語のあちこちに散りばめられた数々の言葉がすてきで、じ~んと胸が温かくなるお話でした。
保護者の皆様、毎回素晴らしい本を選んで子供たちに届けてくださり、本当にありがとうございます。2学期もよろしくお願いします。